あの日から3年半経った9月に改めて行ってみました。
あの日から1年後に訪れた時は、高台を残してほぼ壊滅でした。
16mの高波は向かうものを薙ぎ払い、
田畑を押し流し、人をさらい、これまで流れていた街の歴史に突然楔を打ちました。
宮城県七ヶ浜町。
心地よい風が吹いていた。
海にはサーファーが波に乗り、
街角のじいちゃんばあちゃんは元気でした。
平日の昼間だったからか人通りはまばらでしたが、
「街が動いてる」印象はとても強く感じました。
でも、それと同時に、2年半経ってもまだまだなんだ...と思いました。
訪れる前は、もっと「街の形」としての将来が想像できるくらいまで
進んでいるのではないか...?と思いを巡らせながら自転車をこいでいたのですが、
残念ながら「これからどんな街が出来るのか」は、まだまだこれからです。
ここを歩くのは2度目なはず...なのですが、
景色が様変わりしていて記憶が曖昧。
道路の場所も変わっているのかもしれない...。
ここから海を眺めると、公園か遊歩道か...崩壊した海辺のオアシスが
印象的だったのですが、今は面影が全くなく、
新たな都市計画の元に着々と工事が進んでいました。
そして驚いた事が2点。
2年半前の瓦礫掃除の際に知り合った方が今もいらっしゃった!
これにはホントにびっくり。記念写真をパシャリ。
規模は小さくなってましたがボラセンも稼働中でした。
そしてもう1点。
今年初収穫だそうです。
瓦礫に埋もれ、塩に漬かって瀕死状態だった田んぼが今年初収穫。
その黄金色は最高にきれいだった。
じわっと来た。
仮説商店街の強烈なキャラクターのおやじさんが営むラーメン屋も絶賛営業中でした。
もちろん食べた。スマイル100万円(相変わらず高過ぎ 笑)。
また訪れてみよう。
<追記>
七ヶ浜ボラセンに伺った際の写真をいただきました。きずな工房のAさんありがとうございます!お礼が遅れてしまいましてごめんなさい。